2025.10.30
プレスリリース
非鉄金属切断、切削加工事業を行う株式会社シンクスコーポレーション(本社:神奈川県愛甲郡、代表取締役:郡司 克彦、以下「当社」)は、現在3工場ある神奈川県の製造拠点において、総額約9億円を投じ、第四工場(土地:1736㎡ 延床面積:1049㎡)の新設と、大・中型アルミ厚板切断ラインの1ライン増設を実施致します。また、今回の設備投資と合わせ、各工場の機能再編を行い、4工場としての最適な生産体制を整え、アルミ厚板の供給能力30%増を見込みます。
【設備増強の背景】
当社が供給するアルミ・ステンレスの切断品やフライス加工品が主に使用される半導体業界やFA/自動化分野における設備投資需要は、今後3年間で15~20%の成長が見込まれており、長期的にはさらなる拡大が予想されています。特に半導体製造装置の需要が本格回復すると、中型・大型のアルミ厚板製品の受注が急速に高まることが予想され、現行の生産体制では供給能力が需要増加に追いつかない可能性がありました。そのため、設備増強と生産体制の再構築により、今後の需要に応える体制を整えました。
【生産体制の整備】
現在、神奈川の製造拠点では、第一工場でアルミ厚板、第二工場でステンレス板、第三工場でアルミ丸棒をそれぞれ切断・加工を行っています。新設される第四工場は現在第三工場が担うアルミ丸棒の在庫・切断工場として活用し、今後第三工場は、第一工場に設置していた小型切断機やフライス加工機数十台を移設し、アルミ厚板の小物の切断・加工を行います。また、第一工場には大・中型品の厚板を加工するための切断ラインを1ライン増設。クレーンなど付帯設備も増設します。これによりアルミ厚板は第一・第三工場の2拠点体制での生産となり、大・中型品の加工能力は従来比で1.3倍に増加する見通しで、さらなる供給能力の強化が図れます。
【今後の展望】
今回の設備増強、機能再編に加え、関西工場(神戸市東灘区)の人員確保とスキル向上施策を推進し、全社での供給能力を1.5倍へ高めることを目指します。これにより、需要拡大が見込まれる半導体業界を中心とする製造装置市場において求められる供給体制を確実に構築し、安定的な製品供給を実現してまいります。また生産体制の強化と人材育成を両輪とした取り組みにより、国内アルミ厚板シェア30%の獲得を目指します。
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